ハーブ成分ウルトラ抽出法 概要(修正・再掲載)

過去オリジナル記事はこちら

2005年に投稿した記事を若干修正して再掲載しました。

インフューズドオイルについて調べるために海外サイトをうろついていたら、とある掲示板でなんとも面白い方法を見つけました。

ハーブ成分をオイルに抽出すると脂溶性(油溶性)成分しか抽出されないのは皆さんご存知かと思いますが、なんとこの方法はオイルに水溶性成分も抽出してしまおうという方法です。

どういうことかというと、

最初にアルコールで水溶性成分を抽出して、それからオイルで脂溶性成分を抽出

通常のインフューズドオイルにハーブチンキ溶出成分がプラスされる感じでしょうか。

ざっと流れを下記に記しました。

参考サイトに書かれていた日本では手に入らないものは、それに相当するものに変更しました。

参考サイトに載っていた方法

  1. ハーブをハーブと同じ質量の無水エタノールに漬ける。
  2. 1日放置。時々混ぜる。
  3. ハーブのエタノール漬けに、ハーブの5倍から6倍量のオイルを注ぐ。(※例えば、ハーブ20gに対してオイル100gから120g)
  4. ミキサーに注いで、ミキサーが暖かくなるまでハイスピードでミキシング。
  5. 混合溶液を濾過して、ハーブを取り除く。
  6. オイルを温めて(なるべく低い温度で)エタノールを飛ばす。

実際に何回か試してみて

エタノールの量

最初にハーブと合わせるエタノールの量は、ハーブがしっとりするくらいで丁度良いと思います。

「等量」にこだわる必要はありません。

使用量が少ない方がエタノールを飛ばす工程がより楽になります。

ハーブの形状によって必要な量が異なってくると思いますので、様子を見ながら調節することをオススメします。

オイルの量

オイルの量もハーブの形状に合わせて加えると良いと思います。

なぜならば...

左がカレンデュラ80g。右がラベンダー100g。

見ての通り、かさが全然違います。

カレンデュラ80gにオイル900g(約11倍)

ラベンダー100gにオイル400g(約4倍)

この量でちょうど浸りました。

ハーブの形状によって、ハーブの分量に対するひたひたになるオイルの量が全然違います。

カレンデュラに上記規定量の「5倍から6倍量のオイル」では浸りきれませんでした。

全体が浸っていれば、規定のオイルの量にこだわる必要はないと思います。

(多過ぎれば薄くなってしまいますが、その辺りはお好みで!)

ハーブを取り除くタイミング

オイルを温める前にハーブを取り除くとありましたが、温めることによって溶出するハーブ成分もあるかもしれないと思い、この時点では取り除きませんでした。

私は最終的に石けんを作る直前までオイルに浸しておくようになりました。

エタノールを飛ばす方法

「なるべく低い温度」とありましたが具体的な温度が書かれていなかったため、エタノールの沸点は約78℃なので湯煎でオイルを約80℃まで温めました。

沸点に近づくとシュワシュワっと炭酸のように気泡が上がってくるので、それが収まるまで温め続けました。

(エタノールが揮発するので換気扇は必須です!)

すぐに使用しない時は、瓶の口にキッチンペーパーを輪ゴムで留め、残ったエタノールから揮発したエタノールが瓶の中に残らないようにしました。

私は最終的には大体1,2週間以上その状態で寝かせておきました。

(気泡が収まってもエタノール臭が残っていたことと、時間的な理由により)

参考サイトに載っていた引用文献

The Herbal Medicine Maker’s Handbook: A Home Manual

James Green Ajana Green

0895949903

アメリカのアマゾン「Amazon.com」でかなり高評価の本です。

私は実際に読んでないので、本当に載っているかどうかは分かりません。

ちょっと読んでみたいですね。

(2018年現在:Amazon.co.jpでも取り扱いがあるようです)


…と思っていたら、

“くまぐま☆なちゅ”のゆりくまさんが上記書籍の該当箇所を紹介してくださっていました!

とある石鹸のため、急遽カレンデュラのインフューズドオイルがほしくなり。。。 カレンデュラに向いている冷浸法の2週間待てないので、もうやるまいと思っていたウルトラ抽出法に再度手を出してしまいました。 ただし、今度は少し別のアプローチで、neroliさんのウルトラ抽出法の元になっていると考えられる方法をトレースします...

この方法の注意点も記載されているので必見です。

私が紹介した方法は、参考サイトの投稿主さんがアレンジした方法のようです。

(そういえば、modified methodって書いてあったような覚えが...)

肝心の参考元サイト

確か海外の英語の掲示板だったと思います。

(URLを紛失してしまいました...ゴメンなさいゴメンなさい)

最後に

どなたか、エタノールの使用・未使用による抽出成分の違いを成分分析してくれるといいな~

化学系の高校生or高専生の研究課題にいかがでしょうかっ 

ぜひ結果を教えてください!(他力本願ですみません…  )

こちらもどうぞ

ハーブ由来成分が濃いインフューズドオイル(手作り石けん用)を作るウルトラ抽出法を初実践したときの様子。2005年に紹介した記事を修正・掲載しました。